教育系?

みんなーキュベ波レイ!(挨拶?)へっちーだよ!
お姉さん:あらあら相変わらずね、へっちー
へっちー:あ、お姉さん!ねぇお姉さんきーてきーて!
お姉さん:ん?何かなへっちー?
へっちー:ねえねえ開運グッズって何でダメそうな人ほどいっぱいもっているのかな?競馬場のアレな人とか
お姉さん:んー運を良くする為じゃない?
へっちー:違うね、きっと彼等は運が悪いって事にすることで自分を納得させているんだ。運が悪いってのは何でも理由になるからね!
お姉さん:ふーん、おかしいね、ウフフ。さて、今日は成人式ね。
へっちー:そうだね、二十歳になって大人の仲間入りをしたみんなの記念日だ
お姉さん:大人として頑張ってほしいねー
へっちー:て言うか目前に控えたボクとかのために三十路式ってないかなー
お姉さん:あらあら、へっちーったら
へっちー:同窓会みたいな感じで楽しいと思うんだ、それに‥‥
お姉さん:それに、なあに?
へっちー:今の職場って男ばっかりで出会いがないじゃない、だからこういう所で出会いがあるかも!
お姉さん:!!
へっちー:何か何十年ぶりにあったふたりが‥‥
お姉さん:‥‥おなじね‥‥
へっちー:え?
お姉さん:いい事?へっちー、私の話をよく聞くの。仮に三十路式があってそこには当時同級生だった女性がいるかもしれない、でもね
へっちー:‥‥うん
お姉さん:出会いがあってもどうにもならない事もあるの
へっちー:!!
お姉さん:そしてどうにもならない人ほど「出会いがない事」を理由にしてしまうの
へっちー:‥‥まさか
お姉さん:‥‥そう、おんなじ。あなたは同じなのよ!あの開運グッズを買ってしまう人達と!
へっちー:‥‥出会いがないって事が
お姉さん:全ての理由にできてしまう‥‥
へっちー:そうやって‥‥自分を‥‥納得させて‥‥ああああ!
泣いた、子供みたいに。まわりは自分の泣き声、そして一度だけ、掛ける言葉をなくした彼女が部屋をでていく音だけが聞こえた。そこで一人を痛感し、更に泣いた。