いいですか?(ここで昔のネタ帳を取り出す)

メイド服ってのは白黒で、巫女服は赤白でしょ?コレはヨーロッパと日本の国民性の違いを表してるのよ。今回はこの色彩的な考察をしてみよう。

メイド服の基本は白と黒、おそらく多くの人が連想するものは白・黒の魔術であろう。
古来、メイドは魔術と密接な関係にあった。15世紀末にヨーロッパで絶大な権力を誇ったメイド派遣秘密結社『フリーメイドン』がそれである。
当時のメイドの仕事は今のそれと違い、主に隠密行動を中心とした、いわば裏稼業的なものだった。その活動内容は時代とともにエスカレートし、16世紀末にメデチ家に潜入した「アイ&アン・メイドン姉妹の私刑事件」を機に『メイド=悪』と言う公式の元に『メイド狩り』をヨーロッパ中にひきおこすと言う悲しい歴史が刻まれるのである。
その後のメイド見直し運動により、メイドは全ての魔術的な要素を排除し、攻撃性の無い今の制服に落ち着くのである。

対して、巫女服の紅白はそれが象徴する源平の合戦の如く、戦いをあらわす、いわば北欧における戦乙女のような存在であった。
しかし、この巫女と言うものは欧州の『フリーメイドン』の如き権力を持ちうることは無かった。理由は「八百万の神々」とあらわすように多くの派閥に分かれ統一した組織が無かったこと、そして538年の仏教伝来による信仰の力の低下などがあげられる。
なお余談ではあるが、かの戦国大名織田信長」とその配下「明智光秀」は熱狂的な巫女マニアであったことは有名な話である。
信長は巫女文化の復権と発展を願い対立する当時強大な仏教組織であった比叡山を焼き討ちにし、
明智光秀はそれに習い本能寺を焼いた。
そのときの光秀の演説

『巫女の重要性はその処女性にあり!
しかしそれそれを愛でるという事は繁殖し個体を増やすと言う衆生としての使命に反せねばならぬのだ!
我々巫女フェチはいわば動物の本能との戦いである! そう、我々の敵は!
敵は本能寺にあり

は後世に語り継がれる名演説となった。
その本能寺に偶然信長がいたのだから歴史の魔力と言うのは恐ろしいものだ。



よくもまあこんなバカ文章書いたなあ、七年前のオレ。