テレネットが‥‥

夢幻戦士ヴァリスが‥‥
帰ってこなくていいです。そんなカタチで帰ってこなくていいです。むしろ帰ってください。
いや、あんなカタチで帰ってくるのも嫌だけど、いまさらナニヨソレってのもいやだけど。一番嫌なのがいまさら『帰ってきた』とか言って古いもの掘り起こされて、やっぱり鳴かず飛ばずで、あっという間に忘れ去られるのを見せ付けられて、無理やり俺たちに時の移り変わりを再確認させられるっつーか、疲れを知らない子供のようにときが二人を追い越していくッつーか、追い抜きざまにツバひっかけていかれるようなそんな気分にさせられるのが嫌なの。
「‥‥つーか二人とか俺たちって誰?」
オレと優子。
「黙ってろオマエ。」

そんなスライディング商事。