YAKSA
作った日から既にもう一日空いてますね。
普通こう言う日記作ったら最初の頃は一日もあけずにかくもんだが、かなり華の無い生活なんでしょね。って俺がか。
じゃ、ちょっと前の事とかも書いてみよう。日記じゃねえな、こりゃ。
3月29日
アマゾンから二ヶ月くらい待たされてたエミリーザストレンジ(ISBN:0811831477)が届いた、待ちわびてたよ!やったー!
……ってもうすでにウタダ日本語版発売されてんじゃん!!(ISBN:4840107246)
しかもこっちの方が安いじゃん!!
英語じゃないからわかりやすいじゃん!!
ああもう俺、あとは
「やっぱ原著の方がイイよね、日本語になっちゃうとさー……」
とか知ったかぶりのバカオタク気取って負け惜しみ言う事しか出来ませんよ?
ま、それはともかく、ウタダ版読んでみたよ(立ち読みだけど)。
やっぱりイメージ変わっちゃうなーって思った。
いや、ウタダヒカル訳は物凄くうまく訳してあるよ。うまいなって思った。
ただこう言うイメージを重視した文章だと日本語と英語の間の壁は大きいなって印象を受けたのも事実。
訳者本人もあとがきで書いてたしね。
ま、そんな感じの負け惜しみでした。
翻訳すると言う事は意思疎通の困難な何かと何かとの間に橋渡しをすると言う大変で神経を使う作業だと思います。
ビッグファットキャットシリーズを読みながら脳内で翻訳をヒイコラやってるレベルの俺には翻訳者の方々は凄い憧れでもありますヨ。
そんな翻訳者は憧れではあるのですが、
自分は許せない翻訳ってのが二つあります。
一つが、コニシキが現役時代に相撲について、
「スモウはファイティングスピリッツだ!」(英語)
と言った事があるんですが、当時はまだ闘魂とかそう言った言葉は無かったのか、訳が、「相撲はケンカだ!」と、物凄い変換をされて発表されてしまって、その辺りからコニシキ=悪者と言う図式が成り立ったわけですわ。今年はじめに朝青龍が横綱になったときも「モンゴル人が横綱とは国技なのに何なんだ!」とテレビで憤慨してた人がいましたが、そんなかんじの愛国心を履き違えた人が訳したんじゃないかなーと思ったりします。
もう一つは、アメリカの反戦フォークシンガー、「ジョーン・バエズ」が来日してコンサートを行った時に通訳をやった人、高崎一郎。
ちょうどベトナム戦争の頃で、ジョーン・バエズがMCで「私は戦争に使われるので税金を払っていない」しゃべったのを、「アメリカは税金が高い」と見事に変換し、その後も反戦についての主張を「このコンサートはテレビ放映されてます」と、全く関係の無い事をしゃべって誤魔化す始末*1。ジョーン・バエズ本人も、一向に通訳から「ベトナム」の単語が聞こえないのが苛立たしかったらしい。
この二つのような悪意ある訳だけは(後者はすでに訳じゃないし)したくないししちゃ行けないよなと思う次第。*2
ま、その前にテメエの電波文章を日本語に訳す事が先決だろうと言われりゃそれまでなオハナシ。